人権(ヒューマンライツ)トーク&コンサートとは


『人権』 の生成・発展の歴史とクラシック音楽との関わりや、
色々な時代に様々な地域で生まれた
「自由と人間の尊厳を求めた人々の、想いや願い」が込められている
民謡や歌曲を、
映像も用いて分かりやすく解説しながら、
管弦楽アンサンブルの生演奏で聞いていただく
《トーク&コンサート》 です

 『人権』を新しい角度から捉えたこの公演は、
幅広い世代の方にご好評を頂き、
大阪府内の各市区をはじめ、これまでに関西を中心に
100か所以上の地域で開催していただきました。


人権と音楽



 長い歴史を通じて、「人間らしく自由に生きたい」という人々の願いが
人権(ヒューマンライツ)を生み出しました。
 誰からの支配や抑圧、差別や束縛を受けず、
「自分で 考え・決め・実行する」という
「自由な個人として自立した人格」 を獲得したことが、
「人権=人間としての正しいこと(Human Rights)」のスタートです。

モーツァルトやベートーヴェンなどの楽曲には、
このような 「人間の自由・自立と尊厳を希求した、
当時の人々の時代精神」 が反映されています。

また、世界各地で様々な時代につくられた音楽にも、
「自由になりたい」「差別をなくしたい」「幸せにくらしたい」など、
人々の希望や願望が宿っている楽曲がたくさんあります。

松本 城洲夫(トーク/うた)

自治体職員を中途退職して、人権課題のシンクタンクとして、(有)サビーナネットを設立する一方、龍谷大学で長年にわたって「人権論」を担当。現在は民間の立場で人権教育・啓発、人権文化事業などに取り組んでいる。また、若年より独学で声楽を学び、イタリアで知り合った世界的な音楽家の兄弟と協働で「友情のサビーナ・オーケストラ」を結成。

アンサンブル・サビーナ(演奏)

「友情のサビーナ・オーケストラ」の中心メンバーで編成している、管弦楽アンサンブル。
日本とイタリアで演奏活動を行い、これまでに3枚のCDをリリースしている。

※公演のプログラムに合わせて、最適な楽器での編成を行います。

公演の内容

 クラシック音楽をはじめ世界各地の民謡や歌曲など、
私たちが普段親しんでいるさまざまな楽曲には、
その曲が生まれた当時の社会的状況の中で生きた人々の、
希望や願望が宿っています。

 「自由になりたい」「差別をなくしたい」「幸せにくらしたい」
などという強い思いは、
時代を経ても、今を生きる私たちの心に〈音楽を媒介〉として
響き訴えかけるものがあります。

 このトーク&コンサートでは、
一曲ずつ映像も交えて解説しながら、
アンサンブルの生演奏でお聴きいただきます。

お話しと演奏が交互に行われ、
プログラムの途中で、会場の皆さんにもご一緒に歌っていただく曲もあり
たいへん好評です(現在は休止中)。

※講演内容によっては、女性演奏家自身による解説・進行も可能です。
※コロナ禍の現在、録画での配信(オンライン公演)のご依頼も多数いただいています。その様子の一部をご覧ください。

人権(ヒューマンライツ)トーク&コンサート

※オンライン公演の詳細はこちらをご覧ください。

代表的なプログラム

【クラシック音楽 と 人権】

♪ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲『四季』より 
♪モーツァルト/オペラ「フィガロの結婚」序曲 
♪ビゼー/オペラ「カルメン」より 
♪ブラームス/ハンガリー舞曲第5番   
 など

【世界の音楽 と 人権】

♪イギリス・アイルランドの歌(埴生の宿、ロンドンデリーの歌) 
♪日本の歌(椰子の実、ゴンドラの唄) 
♪フォスターの楽曲(ケンタッキーの我が家、スワニー河) 
♪ゴスペル・ソング(深き河、漕げよマイケル) 
♪中南米の曲(コンドルは飛んでいく、ラ・クンパルシータ)  
 など 

※このほかにも、イタリア・フランス・ドイツ・東欧・北欧・ロシアなどの世界の音楽や、映画音楽などを、ヒューマンライツとの関わりで解説し演奏する内容など、催しのテーマに合わせた多様なプログラミングが可能です。
※アンサンブルの演奏と一緒に、来場者の皆さんに「歌」で参加していただく楽曲を組み込むこともできます。

公演タイトルの実例

これまでに実施した公演でのタイトルの一例です。
催しの趣旨を踏まえながら、
音楽をとおして「長い歴史の中で人々が人権を獲得してきた背景」を
分かりやすくお伝えします。


  • 「ヒューマンライツ・コンサート~音楽に込められたメッセージ~」
  • 「ヒューマンライツ・コンサート ~音楽でつながる『友情の輪』~」  
  • 「ヒューマンライツ・コンサート ~音楽はヒューマンライツをどう表現しているのか?」
  • 「音楽に込められたメッセージ~個人の自由と自立~」
  • 「音楽に込められたメッセージ~音楽からまなぶ”じんけん”ってなあに~」

講演料について

演奏者の増減や、楽器編成の調整などにより、幅広い予算にフレキシブルに対応できます。
詳細については、お問い合わせください。

※アンサンブルの編成イメージは、ページ下の写真をご参照ください。

会場や設備について

会場は、会議室や集会場、体育館からコンサート・ホールまで、
幅広く対応できます。


演奏の際、アンプなど特別な音響設備は必要ありません
講師用マイクと、映写設備(あれば)のみで
実施可能です。

さまざまなアンサンブル編成

4人編成のアンサンブル
5人編成のアンサンブル
6人編成のアンサンブル
7人編成のアンサンブル
8人編成のアンサンブル
11人編成のアンサンブル
12人編成のアンサンブル